プレイヤーイベントの闇 その2

前回は、プレイヤーイベントの参加者を増やすには、どうすればいいのかについて書きました。すこし「アストルティアの闇」っぽくない内容でしたが、ここから闇が登場します。

前回書いた多くのプレイヤーイベントがプレイヤーイベントをする目的として「より多くの人に自分の行うイベントで楽しんでほしい。」を書かせていただきました。多くの人を集めると言うことは、プレイヤーイベント主催者にとって重要なことです。どうやったら、自分の知名度をあげることができるか、それを考えることが大事になります。

では、知名度を上げるにはどうすれば良いのか。いくつか方法はあります。参考として私がとった手段を紹介しますと、大規模イベントに参加するという手段をとりました。そう、私は日誌フェス2015に参加しました。

当時弱小イベンターだった私を参加させていただき感謝しかないのですが、あえて大規模イベントに参加するメリットとデメリットを以下のとおり書きます。

○メリット

  • 知らない人と話すきっかけができた。
  • 大規模イベントの運営を見ることができた。
  • 普段では来ないような参加者と巡り会うことができた。

×デメリット

  • (たくさんの参加者に対応するため)普段のイベントと違う内容のイベントをすることとなった。
  • 短時間でたくさんの方に接したので対応が事務的になり、参加いただいた方々が満足していただいたのか実感がわかなかった。

このように大規模イベントに参加するメリットは、「有名になる」という要素が並んでいます。その一方でデメリットは「参加者へのサービス、満足度」という要素への弊害が並んでいます。どんなことにも、メリットとデメリットがあります。重要なのは、デメリットをいかにして少なくし、マイナスにしないようにする工夫です。

さて、ここで1つ考えなければならないことがあります。それは「有名になること」と「参加者へのサービス、満足度」のどちらが大事かです。

そもそも「有名になること」は、「参加者の数=(100X+Y)÷Z」の式のXでした。参加者の数に大きな影響をあたる数字です。一方で「参加者へのサービス、満足度」はどうでしょうか。これは、前回の記事で「悪い知名度」という形で紹介させていただきました。きちんとサービスを提供できないと、参加者に悪い印象を与え、悪い知名度の元となります。つまりマイナスになるわけです。せっかく多くの人と接する大規模イベントに参加したのに、悪い知名度を上げてしまったら意味がありません。

悪い知名度には色々あると思いますが、私が最も目にするプレイヤーイベントに関する悪い知名度は、プレイヤーイベントに行ったけど、たくさんの方がいてうまく自分が参加できずに楽しめなかったという不満です。

たくさんの方が参加するイベントでは、参加者全員が満足するイベントをすることがとても難しいです。私は、初めは参加者全員をイベントに完全に参加させて満足させることを目指して取り組みましたが、それは不可能だとすぐに悟りました。それは一人でタロット占いのイベントをやっている以上、対応できる人数に限界があるからです。

では、どうするのか。私は2つの方法を考えました。

1つ目は、たくさんの参加者に足を止めていただき、それを捌くための特殊な方法、すなわち大規模イベント用のイベントを行うことです。

タロット占いは、本来占い師と相談者が二人きりで行う密議。ですので、初めは対象者をPTに誘い二人でこっそりチャットして行おうとしましたが、そうすると第三者からはイベントををやっているのか全くわからない状態になり、多くの参加者が足を止めず通り過ぎていきました。

そこで、発想を逆転させました。日誌フェスのような多人数の方が参加するイベントで占いをする場合は、あえて占い内容を他人に見せることが重要だと感じました。そうすれば、説明しなくても、占いやってるなと思わせることができるからです。

また、一人ではなくて団体でくる方も多かったです。団体で来られる方は、他の方の占い内容を聞いて楽しんでました。終わったら、次の人の占いをする。

これが「見せる占い」として、新たな私のタロット占いの方法に追加されました。

しかし、この「見せる占い」にも限界があります。タロット占いは簡易占いでも一人5分程度かかります。つまり2時間で24人しか占えないのです。初めて日誌フェスに参加したときは知名度がほぼなかったので、それで十分対応できたのですが、2回目以降の日誌フェスでは、私の知名度が上がり、24人では捌ききれないことがやる前からわかっていました。

そこで生み出されたのが2つ目の方法である、タロット占いに参加しなくても楽しめる方法を提示することです。

これは、占いが終わった人がそのまま私のイベントを見学している方がいて、他の人が占われている姿を見て楽しんでいたことを発見したことから発見しました。

このイベントは、参加しなくても参加して楽しめる。

こう書くと矛盾しているように感じます。私も自分で書いて変だと思ってますが、これがキチンと成立しているから面白いのです。

占いに参加する人、その占いを見ている人と2種類の参加者をあえて作りました。占いに参加できる人は限られているけれども、それを見る人は、チャットが見える限りたくさんの人が参加することができるのです。

こうして私の日誌フェスでの占いのイベントの形ができあがりました。何度も失敗を繰り返しながら、4回も参加する機会をくださった日誌フェスの関係者の皆様には感謝しております。

この話は、「有名になること」と「参加者へのサービス、満足度」のどちらが大事かという話から始まりました。私の日誌フェスへの参加は、まさにこのせめぎ合いでした。常に、どちらを優先すべきなのか、そう自分に問い続けました。頭では「参加者へのサービス、満足度」が大事だとわかりつつも、私の奥底に潜む「有名になること」という欲望を捨てきれませんでした。

しかし、そのせめぎ合いの結果、両方を同時に最大限高める選択肢は存在しないけれども、両方を同時に少しずつ高める選択肢は存在することを失敗から学びました。この二つは捨てられないし、二者択一ではないのです。

最後に、私がこの2つの「欲」のせめぎ合いで学んだことを言い表した名言がありましたので、紹介して終わりにしたいと思います。

欲望を無くそうとする欲こそ、もっとも大きい欲だということに何故気づかんのか。中村天風

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