レッズのプレイヤーイベント実践ガイド

前書き

こんばんは、プレイヤーイベント「アストルティアの母」でタロット占い師を営んでいるレッズです。

まず始めに、私がプレイヤーイベント実践ガイドを作ろうとしたきっかけについて書きたいと思います。

私は「かびだんごや」という個別接客を行うプレイヤーイベントに、「キャスト」というスタッフの立場として参加しております。

「かびだんごや」で接客していたある日、とあるプレイヤーAさんと二人っきりでチャットする機会に恵まれました。

レッズ
レッズ

プレイヤーイベントには良く参加されるんですか

Aさん
Aさん

はい、よく参加します。

レッズ
レッズ

どんなプレイヤーイベントに参加されたのですか。

Aさん
Aさん

○○○(カフェ系イベント)というイベントに参加したんですが、全然楽しめなくて。

レッズ
レッズ

何か、あったんですか。

Aさん
Aさん

いえ、何も。何もなかったんです。なんで行ったんだろうなって思って。

レッズ
レッズ

それは、大変申し訳ないことをしました。

Aさん
Aさん

え、レッズさんが謝るところではないのでは。

私は、こうしてプレイヤーイベントに熱心に参加いただいている方を残念な気持ちにさせてしまったことを、プレイヤーイベントの主催者を代表してAさんに謝りたかったのです。Aさんが参加した○○○(カフェ系イベント)に、足を運んだことがあったので余計にそう感じたのかもしれません。

現在、プレイヤーイベントの数が増えております。数が増え盛んなことは好ましいことです。しかし、その質はどうでしょうか。もし質が保たれてなければ、プレイヤーイベントの数が増えることが、プレイヤーイベントに参加して嫌な気分になるお客様を増やすことになります。

どうしたら、Aさんのようなお客様を減らすことができるのか。

この思いを原点として、「レッズのプレイヤーイベント実践ガイド」を作成しました。これが絶対とか唯一とか思っておりません。足りない面もあると思います。しかし、私が知りうる限りではこういうものが存在しなかったので、何もしないで黙って見ているより何か作った方が良いと思い私は作りました。

知って行わざるは、知らざるに同じ(by貝原益軒)

これから、私の「プレイヤーイベント実践ガイド」について書いていきたいと思います。これからプレイヤーイベントを開催する方、プレイヤーイベントに興味がある方には、おそらく参考になると思います。1万7千字ございますが、目を通りしていただだけると嬉しいです。

プレイヤーイベントを開催する上で必要なのは何か。公式サイトの「プレイヤーイベント実践ガイド」には書いていない実務的な面について書いていきたいと思います。

プレイヤーイベントとは

概論

参考までに、公式サイトの「プレイヤーイベント実践ガイド」には大きく分けて以下の4つが書かれています。

・どういうイベントにしたいか考えよう!
・イベントに参加して欲しい人へ、イベント内容を伝えよう!
・イベント当日は、参加者と一緒に楽しもう!
・大人数を集める「大規模イベント」の開催についてのご注意

プレイヤーイベント実践ガイド (2018/8/23 更新) - ドラゴンクエストX - 目覚めし冒険者の広場
冒険中に仲良くなったフレンドやチームメンバーたちと一緒に「プレイヤーイベント」をしてみよう! イベントを計画している主催者さんに向けて、おさえてほしいポイントをまとめました。 ※ 2018/8/23 最新の情報に更新しました。 詳しくは 『 こちら 』 をご覧ください。

私が考える「プレイヤーイベント実践ガイド」を、まず以下の3点から書いていきます。

・たくさんのプレイヤーイベントに参加する
・開催の時間帯を決める
・イベント内容を決める

たくさんのプレイヤーイベントに参加する

プレイヤーイベントを成功させるのに大切なことは、他のプレイヤーイベントに参加者としてたくさん参加することだと私は考えています。

特に、自分が開催しようとしているプレイヤーイベントと似ているイベントは、勉強するチャンスです。必ず参加しましょう。

どんなイベントにも良いところと悪いところがあります。参加すれば、良いところと悪いところが見えてきます。良いところは真似して、悪いところをつぶしていけばよりよいイベントを行うことが出来るでしょう。

私がイベントに参加して見ているポイントは、以下の4点です。

・イベントの歴史
いつから始めたイベントか、何回目のイベントかという基礎情報です。イベントに参加しなくても主催者の冒険日誌を眺めれば、入手可能な情報です。複数、かつ、定期的に開催されているイベントは非常に参考になるので、参加するイベントとして狙いを定めましょう。

・主催者の動きとスタッフの数
現地についたらまず主催者を探し、主催者の動きを観察しましょう。自分がイベントを行うのであれば、自分がどう動くのかの参考になります。スタッフがいるのであれば何人いるのか、合わせてその動きを確認しましょう。

・何人来ているのか
来場者数は規模と人気を測る上で重要な指標です。大まかで良いので数えましょう。

・身内のイベントになっていないか
意識しているかしていないかに関わらず、結果として特定の人のために行っているイベントとなっていないか確認します。具体的には、新しく来たお客様に対してどのようなフォローをするのか確認します。自分自身がイベントに参加することで、新規のお客様となり、実体験できます。

開催の時間帯を決める

プレイヤーイベントにたくさん参加して、やりたいイベントの構想ができたら、いつそのイベントを開催するか決めましょう。主催者の都合だけではなく、周りのプレイヤーイベントの開催状況を確認しましょう。

なぜなら、あなたがプレイヤーイベントの主催者になった瞬間、他のプレイヤーイベントの主催者がライバルになるからです。

もちろん、プレイヤーイベントの主催者同士は、はじめから敵対しているわけではありませんが、内容の似たイベントを同じ時間に重なると参加者が分散し敵対しがちです。

あなたも敵を作りたくてプレイヤーイベントを始めるつもりがないのであれば、プレイヤーイベントを重ねないように配慮しましょう。特に、場所と時間が重なるとケンカになりますので、他のイベントの開催状況は必ずチェックしましょう。

イベント内容を決める

公式サイトのプレイヤーイベント実践ガイドでいえば「どういうイベントにしたいか考えよう!」についてと同じになります。様々なプレイヤーイベントを見てきたあなた、さて、どんなイベントを開催したいのでしょうか。

開催するイベントは、いままで誰もやったことのないようなもの、できれば独創的なものが好ましいです。

プレイヤーイベントの中で一番多いのは、「自分のイベントで冒険者が出会い、交流のきっかけになればいい。」という目的で、チャットの場を自宅で提供するイベント(以下「カフェ系イベント」といいます。)です。

ここではプレイヤーイベントの実務的な面を書きたいので、あえて、プレイヤーイベントの中で一番多いカフェ系を開催することを前提として話を進めます。

カフェ系イベント

カフェ系イベントは、だれでも開催でき、ある程度集客も見込めるので、プレイヤーイベント初心者向きです。その反面、数多くのカフェ系イベントが乱立しています。カフェ系イベントの数は、プレイヤーイベント登録数282件のうち、66件です(2017/12/13現在)。

このほかには、ドレア系や種族系のイベントも多いですが、これらは、どういうドレアか、どういう種族かという形で参加者が差別化がされるため、重なっても大きな影響がありません。

一方でカフェ系イベントは、参加対象を限定せずに人を集めて雑談を行うイベントが多数のため、差別化が非常に難しいですが、自分のイベントは他のカフェ系イベントとは違う、ということを前面に出して、他の多くのカフェ系イベントと競争しなければなりません。

では、どう競争していけばいいのでしょうか。

一番始めに考えることは、目的の細分化です。カフェ系イベントの場合は、催し物をやることで差別化するイベントが多いです。イベンターのCM、ドレアのアピールタイム、賞品付きのゲーム等が見受けられます。雑談+αのαで差別化を図るわけです。

二番目は、真っ向勝負です。カフェの雰囲気をよくすることです。家具の配置や音楽を変えるだけでも雰囲気が大きく変わります。空間を狭くすればするほど会話が弾み、荘厳な音楽よりも軽やか音楽の方が会話が弾みます。

白チャットが飛び交わないカフェほど寂しいものはありません。カフェ系イベントのお客様は、他のプレイヤーとチャットして交流を深めることを目的として参加していますので、話相手がいないお客様を作ってはなりません。したがって、参加者に話相手がいるようにする仕掛けがカフェ系イベントの「キモ」となります。その時重要になるのが以下の2つです。

1.知らない人と会話する話法
2.複数の話相手と会話する話法

この2つの話法を持ち得ていないのなら、カフェ系イベントは避けた方がよいと思います。自己満足のためのカフェなら続けることが出来ますが、「自分のイベントで冒険者が出会い、交流のきっかけになればいい。」という目的は達成できないからです。

この話法とはどんなものなのか。これこそがカフェ系イベントの「キモ」で企業秘密です。現実世界でたとえるなら、コンビニエンスストアの商品の陳列方法と同じです。易々と教える人はいないでしょう。ですから、他のイベントに参加して盗み取るしかありません。

カフェ系イベントの内装

カフェ系イベントでは、内装も重要です。ここで、カフェ系イベントなので現実世界の喫茶店になぞらえてみましょう。

現実の喫茶店は基本的な流れです。

まず、店に入りましょう。

すると、店員が来て席に案内します。人数に合わせた個別の座席に案内されます。

水とおしぼりが出てきて、店員が注文をとります。飲み物をオーダーします。

注文の飲み物が出てきて、同伴の方と雑談します。

雑談がすんだら、お会計をして店を後にします。

一方でカフェ系イベントはどうでしょうか。

店に入るところは変わりません。

しかし、座席に案内するところでつまずきます。

現実の喫茶店は、お客様自身が自分で話相手を連れてくるのですが、カフェ系イベントの場合は、お客様は自分の話相手を同伴しないところが大きく違います。

したがって、現実の喫茶店の例えは全く参考になりません。

カフェ系イベントが現実世界として参考になるのは、スナック、バー、ホスト、ホステス等です。

ここで、スタッフ0で主催者だけのカフェ系イベントを行うことを想定します。現実世界では、ママ1人で経営しているスナックが近いのでそれに例えてみましょう。

スナックは、オーナーの話し上手なママがいて、みんなそのママと話すことを目当てに店に行きます。

店に入ったら、いらっしゃいというあいさつがあり、そのままカウンターの前の席に案内されます。ママはカウンターで同時に複数人を相手します。店の大きさは、こぢんまりとしており、ママが同時に対応できる数のイスしか置きません。

そしてお客様は、適宜注文をしながらママと話をして、時間になったらお会計をします。帰りは、ママがお見送りをしてくれます。

以上がスナックの流れです。この流れを実行するのに必要なものはなにか。

スナックと言ったらカウンターです。カウンターの置き方で店のカラーが決まると言っても過言ではありません。どこにどの幅のカウンターを、どの方向に置くかでその店が良い店か悪い店かすぐわかります。

まずカウンターを入り口から遠くに置くのはやめた方が良いです。なぜなら、新しいお客様が来たときにすぐに対応できないからです。

次に幅ですが、幅はあなたが何人のお客様を同時に相手できるのかで決まります。常人であれば、3~5人くらいが限界でしょう。慣れてくれば6~8人くらい相手できるようになります。

入り口から入ってくるお客様に対して、正面で対応できた方がよいので、カウンターの向きは、あなたが入り口に向けるように置くことになるでしょう。長いカウンターを置く場合はL字型に置くのも手です。

カウンターを置いたら、座席を置きましょう。座席が置き終わったら、必要最小限のスペース以外は壁を使って仕切りましょう。人間、広すぎると落ち着かす、狭い空間であればあるほど、会話に集中できる性質があります。

ママ1人で経営しているスナックの内装がイメージできましたか。

次に、スタッフ3人と主催者の計4名いるカフェ系イベントを行うことを想定します。現実世界では、ママ1人とキャスト3名のスナックが近いのでそれに例えてみましょう。

ママ以外に、キャストが3名いることから、接客対応人数が増加します。カウンターを4つ置いて対応することも出来ますし、1つは受付のため入り口向きのカウンターとして残し、残り3つを応接セットにして個室にすることも可能です。先ほどのママ1人用の内装でつぶしたスペースに個室を作ると良いでしょう。

なお、受付専門のスタッフを用意するのであれば、ママ1人用の内装と大きく変わります。その場合、受付のスペースと接客用の個室3つ作りましょう(なお、受付のスペースは、庭で行っても可能です。)。

どうでしょうか。あなたが行うカフェ系イベントの内装の参考になりましたか。

接客

次にカフェ系イベントの「キモ」となるのが接客です。お客様にどれだけ中身の濃い接客ができるかは、スタッフの人数、お客様の数及び時間との相談になります。

私は、様々なイベントに参加しています。とあるカフェ系イベントで、とりあえず私が空いている座席に座わると、目の前に知らない人が座ってきました。相手がなにか話すのかと思えば何も話さず、時がただ経つのを待つだけという事態に遭遇したことがあります。

これが、「自分のイベントで冒険者が出会い、交流のきっかけになればいい。」という目的で開催しているカフェ系イベントの実態です。多くのカフェ系イベントでは、スタッフを横目にこのような無意味なバトルが繰り返されています。

ひょっとしたら相手も私がなにか話すのか待っていたのかもしれませんし、私がコミュ障なのかもしれません。しかし、カフェ系イベントで、知らない人といきなり鉢合わせして会話しろと言われても、私は納得できません。なぜなら、それは本来、カフェ系イベントのスタッフの仕事だからです。

この状態をたとえるならこんな感じでしょうか。私はタロット占いのイベントをやっている占い師ですが、いくら手が回らない状況になったとしても、お客様にタロットを渡して、それを使って目の前の知らない人を占ってとは言いません。それと何が違うのでしょうか。

もちろん、お客様の中にも当該カフェ系イベントへの理解者がいて、本来スタッフがやることをやってくれる方もいらっしゃるでしょう。確かに良い店になると、スタッフではなく、すでに席に着いているお客様から「いらっしゃいませ」と、言ってただけるようになったりすることもあります。

でも、忘れてはいけません。スタッフはスタッフであり、お客様はお客様です。イベントをやるからにはプロ意識を持ちましょう。カフェ系イベントでは、お客様を接客するのはスタッフであり、お客様にお客様を接客させてはいけないのです。スタッフとして知らない人同士が話すきっかけを作らなければ、最低限の接客をしたとは言えません。

ゼロから始めたカフェ系イベントで成功を収めるには、見知らぬ新規のお客様に地道に接客して、常連を増やしていく以外に方法はありません。

さて、本題に戻りましょう。接客とは何でしょうか。

まず、最高の接客とは何でしょうか。あなたはイメージできますか。

ここからは、私がイメージする良い接客をお話しします。

車の話で恐縮ですが、レクサスの話をさせていただきます。

レクサスと言えば、トヨタの高級車ブランドです。接客も一流と言われています。

まずレクサスの販売店に車で行きます。販売店に着き車を止めまると、セールスマンがドアを開けて、

「レッズ様、今日は6か月点検のご用件できていただきありがとうございます。」

「それでは、終わるまでオーナーズルームでお待ちください。」

「お飲み物は何になさいますか。」

「お車の調子はいかがですか。」

「またの御入庫おまちしております。(深々とあいさつ)」

交わした会話を抜粋しただけですが、いくつかポイントがあります。

・どんな人が何しにきたかを相手が理解している。
・別室に通されると特別感がある。
・最後の挨拶は、販売店出発しても車のルームミラーで見える範囲まで行っていており丁寧。

こんなところでしょうか。

さて、ドラクエ10でのカフェ系イベントの考察に戻りましょう。

まず「どんな人が何しにきたかを相手が理解している。」ですが、名前についてはキャラ名が表示されているので間違えることはないと思います。問題は、「何をしに来たか」ですが、当然チャットしに来たのは間違えないです。問題は、だれとチャットしに来たのかです。ママ一人経営の場合はママで間違えないので問題ありませんが、スタッフがいる場合は、目当てのスタッフがいる可能性があります。そのとき、「今日も○○さんとお話に来たの?」と言えれば、一段上の接客と言えるでしょう。

二番目に「別室に通されると特別感がある。」ですが、これはハウジングで個室を作りましょう。そしてお客様をそこに案内すると、お客様の満足感が上がります。

三番目に「最後の挨拶は、販売店出発しても車のルームミラーで見える範囲まで行っていており丁寧。」ですが、お客様が帰るときは、ただ「ありがとうございました。」とチャットするのではなく、玄関まで足を運んでから挨拶するとお客様の満足度が上がります。

私の例ですがどうでしょうか。あなたはなにか最高のサービスは思いつきましたか。そう、ドラクエ10も現実世界となんら変わりません。ビジネス著書や自己啓発本でも良いです。どんなサービスがお客様に響くのか考えましょう。

是非、違いが出せるカフェ系イベントを作り上げてください。

集合系イベント

一方で、この考え方から離れたカフェ系イベントがあります。「自分のイベントで冒険者が出会い、交流のきっかけになればいい。」という目的は同じですが、集まる場所を提供しているだけで、集まった人同士が会話するのがカフェ系イベントだとおっしゃる主催者もいます。そのようなイベントを私は「集合系イベント」と呼んでいます。

集合系イベントは、人をいかに集めるのかにポイントです。

では、このような主催者は人を集め、イベント当日に何をするのでしょうか。おそらく、自分の知り合いから「いいね!」されて、話しかけられては「来てくれてありがとう!」と、チャットして知り合いとチャットを楽しむだけでイベントの時間が過ぎるでしょう。

その一方で、主催者を知らないお客様は、自身の知り合いがいればその知り合いを見つけてチャットするでしょう。知り合いがいないお客様は、知らない人同士でチャットして交流を楽しむしかありません。しかし、知らない人同士でチャットすること自体ハードルが高く、結果として、このようなお客様の多くはチャットするきっかけすら与えられず、無言でその場を立ち去ることになります。

これを、集合系イベントの「食物連鎖」と私は命名しています。集合系イベントでは、知り合いが多い人が生き残り、知り合いがいない人が排除されていくのです。この現象を放置すると何が起こるのか。それは、知り合いによる知り合いのためのイベント、すなわち「身内のイベント」となっていきます。

このようなイベントが「自分のイベントで冒険者が出会い、交流のきっかけになればいい。」という目的のイベントとしてふさわしいと言えるでしょうか。

そう、集合系イベントになくてはならないもの、それは、この「食物連鎖」を断ち切る仕掛けです。それがないのであれば、どんなに高い目標を掲げても主催者の自己満足のイベントに過ぎません。

「食物連鎖」を断ち切る仕掛けとは何か。それは、簡単に言えば、主催者自身が知らないお客様に積極的に接していくことです。その接し方次第で、そのお客様がまた来てくれるのか、そうでないのかが決まるわけです。こういう努力を地道に積み重ねて参加者を増やしていくのです。

したがって、集合系イベントで主催者が一番始めにやらなければならないことは、自分が知らないお客様を見つけることです。そしてチャットしてください。主催者自身が交流する姿を見せることこそ、一番の接客と言えるでしょう。そして、その姿勢が段々周りに伝染して交流が始まるのです。主催者自身に知らない人にチャットしていって交流を深める姿勢見せなければ、周りのスタッフ、ましてやお客様も知らないお客様とチャットしないでしょう。

ここまで、プレイヤーイベントにおける接客について書きました。

では、このような接客ができているプレイヤーイベントは、どの程度あるのでしょうか。

私は数多くのプレイヤーイベントに参加しましたが、十分に接客できているイベントはほとんどありません。この接客を継続的に実践できれば、あなたも一流プレイヤーイベントの主催者になれるわけです。

接客、簡単なようで奥が深いです。

複合系イベント

最後に、複合系イベントについて語ろうと思います。複合系イベントとは、複数のイベントを同時に開催するイベントです。規模は大きくなればなるほど開催の難度が上がります。

複合系イベントに必要な要素は、リスク管理及び導線の2点です。

リスク管理

リスク管理とは、大きく分けて3つあります。

1つ目は、何人規模集めるのと言う見積もりを出すことから始まります。そう、ドラクエ10ではサーバーの収容人数から、1サーバーあたり500人程度に抑えなければなりません。

プレイヤーイベント実践ガイド (2018/8/23 更新) - ドラゴンクエストX - 目覚めし冒険者の広場
冒険中に仲良くなったフレンドやチームメンバーたちと一緒に「プレイヤーイベント」をしてみよう! イベントを計画している主催者さんに向けて、おさえてほしいポイントをまとめました。 ※ 2018/8/23 最新の情報に更新しました。 詳しくは 『 こちら 』 をご覧ください。

500人も集めないイベントだったら気にしなくてよいのですが、500人超えるとなると、サーバーを分散するか、イベントの告知を控えるか検討しなければなりません。つまり、宣伝手法も合わせて検討する必要があると言うことです。宣伝方法とは、冒険日誌だけにするのか、ツイッターやブログに拡散して集客するのか、ということです。

2つ目は、簡単に言えばプレイヤーイベント荒らす人が現れた場合、どう対応するのか決めておきましょう。プレイヤーイベントの荒らし対策についてはこちらの「プレイヤーイベント荒らし対策について」をどうぞお読みください。基本的には、個別のイベントの主催者が複合系イベントの主催者に連絡して排除をお願いする形になると思いますが、そういう取り決めと、連絡手段の確保が必要になります。

3つ目は、開催場所です。場所の選定には細心の注意を払いましょう。イベントに参加しない人を巻き込むと迷惑になるので、一般のプレイヤーがたくさんいる場所で開催するのはやめましょう。過疎地が良いです。

導線

次に導線ですが、導線とは何でしょうか。導線とは名前のとおり導く線です。そう、個別のプレイヤーイベントをどう配置するか決め、それぞれのプレイヤーイベントに線を引くのです。すると、イベントの参加者がどう動くかわかると思います。

導線は複合系イベントのキモです。なぜなら複合系イベントの成功は、個別のイベントの成功とは違い、イベント全体として盛り上がる必要があります。そう、個別のイベントを有機的に結合して、高いパフォーマンスを発揮できるようにしなければ、複合系イベントを開催する意味はありません。そうでないのなら、個別にイベントを開催すれば良いのですから。

複合系イベントの導線を考える上で、現実世界の展示イベントが参考になります。

たとえば、東京ゲームショウ2017のイベント開催マップを見てみましょう。

TOKYO GAME SHOW 2017
東京ゲームショウ2017の公式サイトです。東京ゲームショウ2017は最新のゲームが一堂に会するアジア最大級のイベントです。

この中で、「国際展示場1-3ホール」のマップを見てください。このマップに大規模イベントにおける導線の考え方が詰まっています。

これを見て、あなたは何か気づきましたか。

ここでは、私が気づいたことを書きます。

・入り口はスペースを空ける。
・大きいイベントブースは、周りのスペースが大きい。
・小さいイベントブースは、大きいイベントブースの間にある。
・イベントブースはジャンルごとに1コーナーとしてまとめている。
・横の大通り以外は、イベントブースの配置が凸凹になっている。

まず「入り口はスペースを空ける。」ことですが、入り口にイベントを置く主催者はいません。通常は、入り口は案内所や会場のマップが配布されているのが普通です。

なぜ、入り口にイベントを置かないのか。それは、入り口にイベントを置くと、そのイベントのお客様で流れが止まってしまうからです。結果として他のイベントにお客様が流れず、イベントの盛り上がりに水を差すことになります。

ドラクエ10でいえば、入り口はルーラストーンの着地地点となります。ルーラストーンの着地地点にイベントを置かないようにしましょう。

「大きいイベントブースは、周りのスペースが大きい。」のはなぜでしょうか。大きいイベントブースはイベントブースごとの壁がなく入り口が四方であるためです。自分のイベントのブースに隣のイベントの音が入ってきたら、自分のイベントが台無しになりますので、壁がない分をスペースでカバーしているわけです。

ドラクエ10では、イベントブース間の壁はありません。あるのは白チャットの届く範囲だけです。そう、隣のイベントの白チャットが届かないように距離を空ける配慮しましょう。

「小さいイベントブースは、大きいイベントブースの間にある。」のは、なぜでしょうか。それは、大きいイベントを目当てに来るお客様が多いからです。主催者としては、お客様には色々なイベントを見てほしいと考えています。それは、イベント全体を盛り上げるのに必要なことです。ですから、大きいイベントの前に小さなイベントを置くことで、大きいイベント以外にも小さいイベントがあるということを参加者に知ってもらうことで、色んなところで盛り上がるような仕掛けをしておくのです。

「イベントブースはジャンルごとに1コーナーとしてまとめている。」のは、なぜでしょうか。それは、お客様が行きたいイベントを探しやすいようにジャンルを固めているからです。同じジャンルでもこんなイベントがあるんだという宣伝にもなります。

「横の大通り以外は、イベントブースの配置が凹凸になっている。」のは、なぜでしょうか。それは、参加者の多くは大きなイベントブースを巡ることを目的としています。したがって、その大きなイベントブースの間の道に小さなイベントブースをぶつければ、そこに関心を持たせることが可能だからです。

導線の考え方は以上です。どうでしょうか。あなたの参考になりましたでしょうか。

これ以外にも地形効果という要素があります。これは、イベントによって必要不可欠な空間要素を指します。具体的には、舞台、個室、ひな壇等を指します。イベントを配置する上で、必要不可欠な要素です。まず、この地形効果がある場所を確認して、それらが必要なイベントから配置していきましょう。そして、残りのイベントを導線の考え方に基づいて配置していきましょう。どうでしょうか、素敵なイベントの配置が出来たでしょうか。

一方で、導線がつながっていない場所で複合系イベントを行っているイベントもあります。それは、移動にサーバーの変更が必要だったり、ルーラストーンで別の場所に移動しないと次のイベントに行けない複合系イベントのことを指します。

繰り返しになりますが、複合系イベントは個別のイベントが有機的に結合して、高いパフォーマンスを発揮できるようにしなければなりません。そのためには導線は必要不可欠です。導線をつなげることを第一に複合系イベントの構成を練り直しましょう。

プレイヤーイベント実務編

続きまして、プレイヤーイベントの具体的な構想・告知・実践・終了後の段階について書きたいと思います。

構想編

まずは、イベントの形作りから入ります。

ここでは、主催者1人で開催するカフェ系イベント(「自分のイベントで冒険者が出会い、交流のきっかけになればいい。」という目的で、チャットの場を自宅で提供するイベント、以下同じ。)の構想を例に、イベントの構想を練りましょう。

始めに、現実世界の集会を例にしながら、カフェ系イベントに必要な要素を考えましょう。

カフェ系イベントが現実の世界で一番近いイベントは何でしょうか。私は会社の忘年会をイメージしています。特に決まり事もなく、飲みながらみんなで雑談しながら盛り上がるという点で目的も合致しているからです。

さて、会社の忘年会の最低限の構成要素はなんでしょうか。以下のような流れではないでしょうか。

・開催のあいさつ
・スケジュール説明
・宴もたけなわでございますが!
・締めのあいさつ

私は、どんなプレイヤーイベントを行う場合でもこの4つは欠かせないと考えています。

開催のあいさつ

まずは、開催のあいさつです。開催のあいさつは、主催者からお客様全員へのお願いができる唯一の場であるので、イベントが順調に進行できるかどうかに影響があります。

とあるイベントでこんな現象を見かけたことがあります。そのプレイヤーイベントの主催者は、自らのイベントが自分の思いどおり進まないことをなんとかしたいと考えました。そこで、プレイヤーイベントを思いどおりに進めるため、プレイヤーイベントの告知の文章にたくさんの禁止事項を設け、自分の意図しない方向に行かないような告知文でプレイヤーイベントを登録しました。さらに、開催のあいさつも、その告知内容と同様のあいさつをし、禁止事項を周知しました。

さて、このような努力をして、参加者であるお客様に禁止事項の周知徹底が図れるのか。その答えはNOでしょう。なぜなら、プレイヤーイベントの告知内容にあらゆる注意書きを書き綴っても、現実問題として告知内容のすべてを理解できる人は主催者以外いないからです。さらにあいさつの場でそれを読み上げても、全部を理解していただける人がいないからです。

忘年会でたとえれば、あなたが参加者として忘年会に参加して、忘年会開催のあいさつで、上司が、あれもだめ、これもダメと何分間もあいさつするようなものです。それを聞いたあなたはどう思うでしょうか。おそらくこう思うに違いありません。社交辞令はいいから早く始めろよと。

一般的にこのようなあいさつは1分程度が好ましいとされています。つまり、それ以上長いあいさつをしても、お客様は聞いていないと理解して問題ありません。そして、プレイヤーイベント告知の内容も長ければ長いほど、その真意はお客様に伝わっていないと考えましょう。本当に必要なことを短い言葉で書き綴ることを重視しましょう。

さて、忘年会ではどんな内容のあいさつをするのでしょうか。1分という時間を考えるとおそらくこんな感じでしょうか。

「本日は、御出席いただきありがとうございました。これより、忘年会をはじめさせていただきます。会を通じてみなさまの交流を深めていただくとともに、一年の御苦労をねぎらう目的で開催いたしました。それでは乾杯に入らせていただきます。乾杯!」

これをプレイヤーイベントに落とし込むとどうなるでしょうか。まず、はじめのあいさつで必要な要素は、「来てくれた方へのお礼」「開催宣言」「会の開催趣旨」ですね。これを1分程度でまとめましょう。さて、あなたなりのあいさつを思いついたでしょうか。

開催のあいさつを作り方ですが、まず、あなたはどうしてこのイベントを開催したいと考えたのでしょうか。その思いを書き綴ってみましょう。参考として、あいさつ文の一例を書きます。

あいさつの一例:本日はご来場いただきありがとうございます。主催者のレッズです。自分のイベントで冒険者が出会い、交流のきっかけになればいいと思い開催しました。知らない方もいらっしゃると思いますが、皆さんで雑談できるように努力しますので、今日はよろしくお願いします。なお、この後22時55分まで皆さんで雑談していただき、55分になったら写真を撮ろうと思います。その時は声がけしますのでご協力お願いします。

たかが開催のあいさつ、されど開催のあいさつ。あいさつを考える機会に、本当にこのイベントの開催内容で、あなたの想定した目的が達成できるのか、あらためて考えてみましょう。

スケジュール説明

次にスケジュールの説明に入ります。これについては、説明不要でしょう。カフェ系イベントの場合は、雑談しかしない場合が多いので、雑談を何分までするか説明するだけで完了です。ただし、催し物をやるカフェ系イベントであれば、始める時刻をアナウンスします。

宴もたけなわですが!

その次に「宴もたけなわですが!」ですが、これは、終了前の合図で使われる言葉です。非常に便利な言葉ですので覚えておきましょう。

意味としては、「大変盛り上がっているところ申し訳ありませんが」という意味ですが、時間どおりイベントを終わらせるのに便利な言葉です。カフェ系イベントの場合、色々なところで雑談が繰り広げられており、一斉にそれを終わらせることに苦労しますが、この言葉ひとつですみます。

締めのあいさつ

最後に、「締めのあいさつ」となります。来ていただいたお客様に対して、感謝を述べ、終了を宣言しましょう。次回があるのであれば、次回予告をしても良いかもしれません。

以上が、忘年会の最小限構成を元にした4つの要素の紹介でした。この4点は、イベントを時間どおりに始めて、時間どおり終わらせるのに必要です。

応用編

さらに、カフェ系イベントの応用編として、雑談中にミニゲームを間に入れることもできます。忘年会で言えば「出し物」です。カフェ系イベントにおいて、チャットが散漫だったり、一部盛り上がってなかったり、場の空気が良くないと思ったときに提供すると、場の空気を良くするのに大きく貢献します。カフェ系イベントを行うのであれば、なにか出し物を秘密兵器として持っておくと良いでしょう。

告知編

次にイベント告知についてです。これも大切な作業になります。まず、プレイヤーイベント告知に登録する方法を書きます。

登録方法は、冒険者の広場の「交流酒場」をクリックし、その中の「プレイヤーイベント告知」をクリックし、「新しいイベントを登録する」のボタンを押すとプレイヤーイベント告知の登録画面が表示されます。

登録の内容ですが、この段階で、「開催のあいさつ」「開催スケジュール」ができあがっているはずです。それにそって書いていけば問題ありません。

プレイヤーイベントの告知は、お客様が最初にあなたと触れる接点となります。イベントの告知とはどういう形で行うものでしょうか。現実の告知を見ながら考えていきましょう。たとえば、ドラクエ10のリアルイベントである「ドラゴンクエストXよーすぴ散歩 ザ・リアル2018」では、

・イベント名
・イベント内容
・参加条件
・スケジュール
・開催場所
・注意事項
https://hiroba.dqx.jp/sc/public/sanpo

が書かれています。

一方で、プレイヤーイベント登録には、以下の要素を必ず記入しなければなりません。

・イベント名
・スケジュール
・開催場所
・参加条件
・イベント内容

比較すると、順番は異なりますが注意事項以外は全く同じ内容となっております。

参加条件と注意事項

プレイヤーイベントの告知を眺めていると、参加条件の欄に注意事項を書いている主催者が多く見受けられます。たとえば、参加条件の欄に「マナー守れる人」等を書いているイベントが該当します。

細かい話かもしれませんが、参加条件と注意事項は異なります。参加条件は、イベント参加前に参加者を限定するための条件を示すものであり、注意事項は、参加後のイベントの取り扱いについて示すものです。これらを混同しているイベント主催者が多く、参加条件に注意事項を羅列している方もいらっしゃいます。

では、注意事項を参加条件に羅列するとどうなるか、それは、条件が増えれば増えるほど、本当は参加できたかもしれない方が参加を躊躇したり、お客様に対して過度の締め付けを強要するイメージを与えたりして、結果として客足が遠のく現象が発生します。また、主催者とお客様の間に上下関係を生み出す原因にもなります。

その結果何が生み出されるか、それは主催者への反発です。参加条件とは、必要があって参加者を限定するのに使用すべきであって、参加者にダメだしする欄ではありません。

そう、プレイヤーイベントの主催者だから、お客様に対してイベントに関してなんでも条件をつけて制限できるわけではありません。条件に合うか合わないか確認できる権限もありませんし、合わなかったから拒否する権限もありません。主催者もお客様と変わらない1プレイヤーに過ぎません。

では、お客様に対して主催者はなにができるのか。それは、主催者からお客様に対して「大変申し訳ありませんが、当該イベントの趣旨から○○であるあなたは参加いただくことが出来ません。」と言うのが参加条件です。一方で注意事項は、「大変申し訳ありませんが、当該イベントの趣旨から○○行為はご遠慮願います。」と、協力を求めながらお願いするものです。参加条件は注意事項に比べて、強要度が高い分、お客様から主催者への反発を強く生みます。

参加条件と注意事項との違い、ご理解いただけたでしょうか。2つを上手く使い分けましょう。なぜここまで細かく書いたのか、それは、参加条件及び注意事項の書き方を誤るとお客様の反発を生み、それが不満となってイベント主催者とお客様との間で衝突を発生させる可能性があるからです。

イベント名・スケジュール・開催場所

残りの「イベント名」「スケジュール」「開催場所」は、そのまま書いて問題ありません。

イベント内容

最後にイベント内容ですが、事前に考えた開催あいさつをアレンジして書いて、その後にイベント時間内におけるスケジュールを書くとよいでしょう。

写真は、イベント会場をイメージしたもの、初回であれば会場の写真、二回目以降であれば、一回目のイベントの集合写真が良いでしょう。

最後に注意事項を書きましょう。ここで、マナーをはじめとした参加に当たって気を付けてほしいことを書きましょう。

告知のタイミング

プレイヤーイベントの告知のタイミングですが、形が出来たら速やかに行いましょう。登録が早ければ早いほど閲覧されるチャンスが増え、お客様も増えます。

実践編

「プレイヤーイベントは、90%の準備と10%の本番で出来ている。」

これが私のプレイヤーイベントにおける座右の銘です。したがって、プレイヤーイベント当日における実践については、準備に比べて重要ではないと考えておりますが、ここでは、プレイヤーイベントの実践である当日の動きを書いてみました。

準備も万全、開催のあいさつも無事作成し、あとは当日を迎えるだけです。さあ、○月△日22時にあなた主催のカフェ系イベントが始まります。

イベント開始前

まず当日本番を迎えるわけですが、イベント主催者においては、イベント開始時刻である22時よりも前からイベントは始まっています。そう、イベント主催者は、時間より前から参加してお客様を待ち構えなければなりません。

もし、お客様が来たとき誰もいなかったら、「イベントないのかな?」と、不安にさせ、最悪帰ってしまうかもしれません。イベント主催者は、お客様が来る前にいるのが理想ですが、少なくても5分前にはイベント会場にいるようにしましょう。

開始前にイベント会場で待ち構えて、イベント会場に来たお客様1人1人にあいさつをしましょう。定刻より前にくるお客様は、ぎりぎりに来るお客様よりもイベントを楽しみにしているお客様です。丁寧に対応しましょう。時間ぎりぎりでお客様が多く1人1人あいさつするのが難しい場合は、後述のイベント開催のあいさつで代替してもかまいません。

イベント開始

定刻になったら、お客様を集めて主催者からあいさつとスケジュールの説明をします。内容としては、事前に作成済みのあいさつ原稿をチャットしましょう。

立ち位置

イベント中の主催者の立ち位置についてですが、主に2通りあります。イベントに合わせて適宜選択しましょう。

1つ目は、全体が見渡せる位置に立つことです。これは、周りの状況を見ながらイベントを進行していくことができるので、イベントを滞りなく進めたい主催者向けです。

2つ目は、イベント会場の入り口近くで待ち構える位置に立つことです。入り口に立つことで、新しいお客様と帰るお客様に確実に対応できるメリットがあります。これは、イベント中に人の出入りが激しいイベントの主催者向きの対応です。

イベント中の接客

カフェ系イベントの「キモ」は、接客です。主催者がどれだけ多くのお客様と接客できるのかも大事ですが、一番大事なことは、初めて参加するお客様を、カフェ系イベントのチャットの輪の中にスムーズに入れるようにできるのかです。

カフェ系イベントの常連のお客様は、イベントの楽しみ方を知っているので接客しなくてもイベントを楽しんでいただくことは可能ですが、初めてのお客様のほとんどが、どうやってカフェ系イベントを楽しめばいいのかわからない方です。カフェ系イベントで一番多いお客様の不満は、イベントに行ったけど話の輪の中に入れなかったという不満です。

したがって、主催者はイベント内でどういう話の輪が出来ているのか常にチェックする必要があります。そして、輪に入れなかった人がいたら、主催者自身が話しかけ、知らない人同士で会話ができるように仲立ちします。カフェ系イベントでは、初めてきたお客様へのフォローを第一に考えて動きましょう。

次に、お客様同士の会話を聞きながら、話題が途切れたときにさっと話題提供ができると会話が弾みます。人間、自分のペースで話ができると満足する性質がありますので、お客様に話をしてもらうことは満足度につながります。カフェ系イベントの接客の基本は、お客様に主導権を渡しつつ途切れないように話を続ける話術です。簡単に言えば「聞き上手」です。

はじめは、知らない人同士で会話をすることになるので、接客する側もお客様も緊張しています。緊張している状態だとなかなか楽しい会話に入ることが出来ません。つまり、緊張を解すことが第一目標となります。

お客様の素性がわかっているのであれば、その話をするとお客様の緊張感を解きほぐす効果があります。つまり、お客様の事前情報あるなしで接客の難易度が大きく変わります。まずはお客様の名前、フリーコメント、冒険日誌等でお客様の情報を集めましょう。

「○○で有名な××さんですよね。」と言えたら、つかみは完璧です。○○の話をすればスムーズに入れます。

聞き上手な接客をするためには、相手に話をさせつつ質問する接客が基本形となります。話し始めは、確認に近い質問、相手が答えやすい質問にしましょう。プライベートな質問や答えにくい質問は避けましょう。

ここで気をつけることは、相手に話をさせるのが基本なのですが、話し始めをお客様にさせるのは避けましょう。なぜなら、ゲストであるお客様に気を遣わせることになるからです。接客の口火を切るのは、常に主催者からです。

お客様の緊張がなくなり心が打ち解けてくれば、以下のような兆候が見られます。

・返事が早くなる
・お客様の話が長くなる
・お客様からプライベートな話が出てくる
・悩みを相談される

このような兆候を引き出すことを目指しましょう。

お客様によっては、接客が上手くいかないこともあります。そういう状況になると、話を途切れさせて、お客様から話題を切り出させるような気まずい状況を作りがちです。接客が上手くいかないときは、無理に固執せず、ひとまずお別れのあいさつをして別のお客様の接客に入るのも手です。

最後に、お客様の数にも寄りますが、1人1人来てくれたお客様にあいさつまわりができるといいでしょう。

イベント終了に向けて

雑談の時刻が到来したら「宴もたけなわでございますが!」と言って、雑談を区切って、最後のあいさつをしましょう。

その後、みんなで集合写真を撮りましょう。この写真は、あとで主催者の冒険日誌を書くときに使います。また、お客様が、当該イベントを冒険日誌に書いていただけるのなら、その際にも使われるので必ず撮りましょう。

以上で、カフェ系イベントは終了になります。

終了後編

イベント終了後は、お礼の冒険日誌を書くとよいでしょう。その写真には、最後に撮った集合写真を使いましょう。

あとは、冒険日誌を検索して、自分のイベントのことを書いていただいたお客様にお礼のコメントをつけましょう。

以上がカフェ系イベントの開始から終了までの流れです。いかがでしょうか。参考になりましたか。

後書き

ここまで、私のプレイヤーイベント実践ガイドについて書きました。色々たくさんの要素について書いたので、これを読んだ方は、プレイヤーイベントを開催するのは大変だと思われた方も多いかもしれません。

この実践ガイドは、私が思い浮かべるプレイヤーイベントの理想型を書くことを目標に書きました。

あくまで理想型ですので、そのすべてを達成しなくてもプレイヤーイベントを開催することは可能です。まずは気楽に始めてはいかがでしょうか。始めてみれば、私がなぜこの実践ガイドを作ったのか理解いただけると思います。

冒頭に書いたとおり、私は、プレイヤーイベントの質を少しでも向上させたい、その思いでこのガイドを作成しました。私自身プレイヤーイベントを主催者として開催しておりますが、これだけの要素をすべて達成できておりません。

私はこの実践ガイドを作りながら、自ら開催しているイベントにおいてどの部分がどの程度、それぞれの要素で達成できているのか確認することができました。さらに、問題点を見つけたり、新しくやらなければならないことを見いだすことができました。

あなたはどうでしょうか。プレイヤーイベントを作るに当たって、何か参考になることはありましたか。少しでも役に立てれば嬉しいです。

最後に、本ガイド作成に当たりご協力いただいた方々に、この場を借りて改めてお礼申し上げます。

著者 レッズ

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