私とエイミーのメイキング秋祭り2015 Another Story

日誌フェスが近づくにつれてこの事を思い出すことと、これから書く日誌フェスの占いの結果を書くのに必要なので、あえてここで書きます。

この物語の元々の文章は、私がエイミー宛に送った寄稿文でした。その文章を読んだエイミーから「ぜひ冒険日誌にも載せてほしい」とお願いされ、冒険日誌用に作ったものです。

事情がわからない方が読んでも理解できるように書いたつもりですが、わかりにくい箇所もあるかと思います。

長い物語ですが、エイミーが、イベントクリエーターになるまでの占い師レッズ視点での物語をどうぞお楽しみください。

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私がエイミーに秋祭りの相談を受けたのは、2015年9月6日ドルファーレ六本木の後の事でした。

ドルファーレが終わった後、相談したいことがあると私に言ったので自宅に招いて話を聞きました。

彼女の相談内容は、
「大きなイベントをやりたい、やった方がいいのか、やらないほうがいいのか、占ってほしい」
とのことでした。

私は、なぜ悩んでいるのか正直よくわかりませんでした。日誌フェスというあれだけの大きなイベントを取り仕切ってやっていた方が、私のような弱小プレイヤーイベンターにそんな相談をするというのが不思議でしょうがなかったです。

話をよく聞いた結果、あることが私にはわかりました。

彼女の中には、尊敬する人がいて、その人に成りたいという強い欲求があったことです。尊敬する人を太陽に例え、自らを月に例える、そして、月は太陽になれないよね、それが彼女の口癖でした。

太陽は自ら輝き、月は太陽の光を反射して太陽の光で輝いているに過ぎません。その事実で自らの立場を説明しているのです。

なんとかして尊敬する人をあっと言わせたい、彼女の口からはその言葉は出ませんでしたが、私はそう感じました。

そして、彼女はそれにあえて挑もうとしていました。月が太陽になることを。

私は、やった方がいいのか、やらない方がいいのか、という質問に対しては「やったほうがいい」と答えました。ただし、まず小さいイベントをやってからでいいのではないか、と付け加えました。

しばらくして、また彼女が相談にやってきました。自分がやろうとしているイベントが大きくなりすぎて、尊敬する人の手を借りるべきかということです。

「尊敬する人に一参加者として自分のイベントに参加してほしい」それも彼女の大きなイベントをやる一つの大きな理由でした。ですから、尊敬する人にイベントの相談をするということは、一参加者としてイベントに参加できなくなるので、彼女にとってとりがたい選択肢だったのです。

でも、私は躊躇なくこう言いました。

「手を借りるとはどこまでをいうのでしょうか。変にかっこつける必要はありません。そう思うなら素直に相談しなさい。」

相談した後に返信がありました。

「そうしてみました。思いをぶつけて力を貸して欲しいと言ってみました。返事はないけど、スッキリ。月は自分では輝けないね。」

月は輝けない。私はずっと太陽と月の話には違和感を感じていました。例えば、サッカーの試合で輝くのは選手であり、その試合の企画や運営をしている人は、輝きません。だからイベントを行うのであれば、輝くのは参加者であり、運営者ではない、むしろイベントが上手くいっているときは、運営者は地味な存在であることが喜ばしいことのはずです。

「大きなイベントをやるのであれば、むしろ、輝かないことが重要だと思います。どんなイベントをするのかわかりませんが、主催者は地味なのが成功で、輝くのは参加者であるべきです。」

この言葉の思いは、いくつかありますが、主催者が太陽であるか月であるかは大きな問題ではないということを一番言いたかったのです。つまり、イベントを成功させるにはいかにして参加者を輝かせるかということが重要です。太陽は太陽なりの輝かせ方があり、月には月なりの輝かせ方があるのです。尊敬する人と同じことができないのであれば、自分にできることを模索してイベントを行えば、イベントを成功させることが可能なのです。私は、主催者が太陽でも月でもイベントを成功させることが可能だと信じていました。

「輝くのは参加者。そうだよね。」
そう彼女はつぶやきました。

それからしばらく経って、彼女が私の所に相談に来ました。すこし口調が重く、自分が掲げたイベントが大きすぎて実現できるか不安が先行しているようでした。そして、その悩みを尊敬している人に見破られたようです。そしてこういわれたそうです。

「自分のやれることをやればいいの。もし私にできることがあるなら手伝うから。」

いい言葉ですね。こう言われるのが正直うらやましいです。
私は彼女にこう言いました。
「盛り上がっているところを、押さえる、本当にあなたのことを心配してくれている人にしか言えないことです。私からも「ありがとう」と言っていたと伝えて下さい。私が言うべきことを言ってくれたのですから。」
そういったら、顔は見えないですが彼女は泣いていることに気がつきました。

さて、お気づきの方もいると思いますが、すでに彼女の秋祭りに巻き込まれていて、ついにネタ出しをしなければならなくなりました。やりたいことは、おにごっご、ドルボードレース、クイズと言っていましたが、何か新しいことをやろうとするたびに、ちゃんとできるのかという不安に彼女を駆られていて、従来の発想から抜け出せない状態でした。

すごくマイナスの思考をしていて彼女の中で「成功させること=失敗しないこと」という図式になっていました。

もちろん失敗しないことも大事なんですが、私は「誰もできなかったことを1%でもできたら成功だ。」ということを彼女に言い続けました。さらに、だれもできなかった事というのは、天才がひらめくようなものではなくて、身近にごくありふれている発想を実現するにすぎないという事も併せて吹き込みました。

たとえばドルボードレース、現実世界に例えると何が近いでしょうか。私はF1や駅伝を例に、彼女にこういうドルボードレースができたら楽しいよねというのを吹き込みました。

F1は、予選をやって予選の順位で決勝戦を行います。そしてF1の醍醐味は、高速で駆け抜けるストレートと抜きつ抜かれつのデッドヒートです。そして駅伝は、多くの人がたすきをつなぎ、長い距離を走って行きます。

さて、観客はどう楽しんでいるんでしょうか。
1つ目は、観客は、現地で生で見ることを望んでいて、たとえ自分の前を一瞬しか通り抜けなかったとしてもある程度満足します。2つ目は、ずっと自分が応援する車やランナーを見続けたいという欲求もあり、それがバイク実況での駅伝レポートや、駅伝ランナーの横を走り続ける観客がいます。
3つ目は、テレビの実況のような聞いてるだけでも楽しめるものも求められています。

この要素3つの全部達成できたら、F1よりもおもしろく、駅伝よりもおもしろいドルボードのレースを行うことができます。そんなことできるのでしょうか。できないというのは簡単です。だから、やりたい夢のようなことをまず思い浮かべ、そこからできないことを引く、そして、残った要素を実現すれば、誰もできなかったことを1%でもできることになり成功なわけです。

私がこの日彼女に言ったことは、ひとつです。

「なんで失敗することばかり考えるんですか。もっとワクワクすることを考えましょう。考えるあなたが楽しくなかったら、だれも楽しめないでしょうに。」

この一言は、かなり大きかったと思います。あとは何も言わなくても彼女の中でどんどんイベントができ上がっていきました。ドルボードレースからドルボードを取ったのは、観客がドルボードにのって、自分が応援するランナーについて行けることを実現することと、運営がドルボードにのってレースを楽しめるというアイディアでした。

「すごく楽しそう!実現したい!」

そういう彼女がとっても印象的でした。あとは私が何もしなくても、すべての彼女がイベントを作り上げました。

その後、実況を彼女の尊敬する人が担当し、イベント運営者でありながらレースを楽しむことができるという仕掛けを彼女自身でつくりました。この「炎のスピードキング決定戦!」は、あらゆるところで私と彼女のアイディアが詰まっています。

最後に、イベント一週間前に、私の所に彼女が相談に来ました。相談と言ってももうイベント自体は完成しており、イベントがどうなるのか占ってほしいということでした。

占い師はこう言う状況で占うとき少し緊張します。なぜなら、良い結果のカードを絶対引きたいと思っているからです。もし、悪い結果のカードがでたら、私は彼女のやる気を削ぐ形になるので、絶対出したかった。

一方で、絶対良いカードが出るという自信もありました。これで良いカードが出なかったら占い師やめようと思いました。なぜなら、占う前からこのイベントはサーバーがダウンするなど外的な要因がない限り必ず成功すると確信していたからです。必ず成功するのに違う結果が出るとしたら占い師失格ですよね。

そして、出たカードは、カップの10。一応私なりの解釈を書きますが、とてもすばらしいカードなので絵柄も含めて検索してみてください。

カップの10

「カップがすべてそろい、空に浮かぶ虹とともに並んでいます。その下では、大人も子供も手をつなぎ仲良くしている姿が示されています。すべての人間関係の完成、完璧さが現れるカードです。このカードを考える上で重要なのが虹です。

虹は世界中でその存在が認知されており、色の数も5色だったり7色だったりします。虹自体は光を分解したスペクトラムであり、たくさんの色を表現しますが、それに境界をつけて色数で分割することができないものです。

虹の色は虹色であり、その色数は、人間の都合で5色や7色で分割しているにすぎません。そこから、虹は多数のものが共存している姿を示すものとして、平和の象徴として扱われています。

また、神話の世界では、虹は天と地を結ぶ架け橋であるという点から神から人間への伝令をつとめているとされています。その女神こそがイーリスでした。

したがって、虹はただ単に人間だけの平和を示すだけではなく、神と人間が結ばれている証でもあります。」

示すキーワード 「平和 幸福 成功 仲間との調和」

私は、イベントが行われる前から、このイベントが成功することがわかっていました。だから、あとは彼女を一押しするだけでした。

「あなたがこの日のために毎日努力していることは、私は知っています。参加者がワクワクしながら参加している姿しか私には見えません。当日、私は最後までいることはできませんが、このカードが示す虹の様に美しい光景が広がっていることでしょう。」

こうして、イベントクリエイターエイミーが誕生したわけですが、このAnother Storyどうだったでしょうか。皆さん、楽しめましたか?

そして秋祭り、皆さん楽しめましたか?私は楽しかったですよ。

私は何もしていません。
ただ、彼女の背中を少し押しただけです。

最後に、なぜ、この文章をエイミーに送ったのかその理由を書いて私の最後の挨拶とさせていただきます。

エイミー、よくやりましたと声をかけたかったのですが、どわふばぁ参加のため私が最後までイベントに参加できず、それがかないませんでした。

どんな言葉をかけたら彼女が喜ぶのか、それを表したのがその1からその3までの文章でした。

色々なことあって、一緒に考えながら、ワクワクしながらたどってきたこの物語を二人の間で共有できたこと、それを書くことが何よりも喜ぶと思い筆を取りました。

筆を取ったのは虹のカードを引いた日、つまり、秋祭りより前にこの文章は完成していました。

私は占い師ですが、予言者でもありませんし超能力者でもありません。ただただ、自分が心に思ったことを文字におこしてみただけです。

そして、可能であれば二人の間だけではなくて、多くの人にも共有したかった。特にこれからイベントをやろうとしている人に読んでほしい。そう思っていたので、エイミーがこの文章を冒険日誌に載せてほしいと言ったときは素直に嬉しかったです。

エイミーは、私と波長が合うと言っていましたが、波長が合うとはこういうことなんだと思いました。

お疲れさまエイミー、またワクワクすることしましょうね。

占い師 レッズ

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