暴走魔法陣

暴走魔法陣とは

暴走魔法陣とは、両手杖スキルで取得可能なスキルであり、通常の暴走魔法陣(以下「通常陣」)と超暴走魔法陣(以下「超陣」)の2種類があります。

  • 通常陣
    • 効果は60秒
    • 呪文暴走率は約25%(器用さ、暴走錬金除く。)
    • 色は赤紫色
  • 超陣
    • 初CT25秒、その後CT60秒
    • 効果は30秒
    • 呪文暴走率は約70%(器用さ、暴走錬金除く。)
    • 色は青紫色

しかも、これらは重ねがけができます。他人が敷いた陣にも重ねてかけることができます。ただし、同じもの(たとえば通常陣に通常陣)を重ねても効果がありません。また、魔法攻撃の対象が増えるとその分暴走率が低下するようです。大体反比例しており、敵単体の暴走率=2匹対象の暴走率×2のようです。ここから先は、敵が単体であることを前提に書いていきます。

暴走魔法陣によるダメージアップ

共通の効果として、魔法を唱えると暴走率がアップするというものです。魔法が暴走するとダメージが1.4倍~1.8倍(平均1.6倍)になり、デバフが入りやすくなったりといいことずくめです。

では、早読みして覚醒して陣ひけばいいんですね、ということになるわけですが、以下の2点からかなり使い所が難しいスキルです。

1点目は、単純にダメージの元が取れるのかという話です。
通常陣の場合は、25%の確率で1.6倍(平均値)ダメージアップとなりますが、1回あたりのダメージアップの期待値は15%となります。メラゾーマ(ダメージ600)が打てるのは、8秒に1回と仮定した場合、60秒間に7回メラゾーマを打つことができます。与えるダメージの差は、以下の計算式のとおりです。

  • 通常陣の場合:600×1.15×7=4830
  • 陣を敷かない場合:600×7=4200

ダメージ差は630しかなく、60秒間がんばった割にはメラゾーマ1発程度しかダメージアップが見込めません。一人で陣を使う場合は、陣を引くのに1ターン使うことを考えれば引く価値がないといってもいいでしょう。二人以上陣を使う人がいれば、多少価値がでてきますが、一方の陣を引くターンが浮くだけであり、移動が拘束されることを考えれば、ダメージアップとしては期待できません。

一方超陣はどうでしょう。超陣の場合は、70%の確率で1.6倍(平均値)ダメージアップとなりますが、1回あたりのダメージアップ期待率は42%となります。効果は30秒です。

同じくメラゾーマ(ダメージ600)が打てるのは、8秒に1回と仮定した場合、30秒間に3回メラゾーマを打つことができます。与えるダメージの差は、以下の計算式のとおりです。

  • 超陣の場合:600×1.42×3=2556
  • 陣を敷かない場合:600×3=1800

ダメージ差は756であり、わずか30秒でメラゾーマの1発分を超えるダメージアップが見込めます。さらにターンをためて4回メラゾーマか使えればさらにダメージアップが見込めます。陣を引くのに1ターン使うとしても、30秒全く動くことなく打ち続けられる環境であれば引く価値があるでしょう。二人以上超陣を使う人がいれば、二人で交互に超陣を引けば超陣をキープすることができるので更に価値がアップします。

さらに通常陣と超陣は重ねることができます。重ねた場合の暴走率は25%+70%の95%となります。事実上単体の敵であればほぼ100%暴走します。暴走時の平均ダメージが1.6倍であることを考えるとさらにダメージの上昇が見込めます。有効に活用したいものです。

2点目ですが、魔法陣は、その上で呪文を詠唱しないと効果を発揮しないことから、結果的にキャラの移動が抑制されるというデメリットがあります。魔法陣は、魔法使いが常に魔法陣の上で魔法を打ち続けることができるという理想的な状況が作れた上でその効果を発揮します。

この状況は魔法使い以外の方の努力、特にパラディンの方の努力によって生まれるものです。こういう状況は崩れる時があります。そもそも高頻度で崩れるときは陣を敷くべきではないですし、たとえ引いていたとしても、崩れたときはためらいなく魔法陣から撤退する判断が必要です。

このような状況判断ができない方は魔法陣を引くべきではありません。結果として魔法陣を敷くことが悪手となりやすいので、注意しましょう。

暴走魔法陣とデバフ

暴走魔法陣は、ダメージアップだけではなく、「暴走した場合デバフが入りやすい」という特性を利用した使い方もあります。魔法使いが使えるデバフ魔法は、マホトーン、ラリホー、ヘナトスですが、魔法陣を使うか使わないかは、相手の耐性によりけりです。暴走しないと入らないレベルだと魔法陣を使い、暴走しなくも入る場合は魔法陣を使わないことが多いです。

たとえば、ベリアル強と戦う場合魔法使いの役目は、ダメージを与えることよりもバイキルトとベホマ封じのマホトーンの維持とパラディンへのダメージを減らすヘナトスの維持が重要な任務です。

さて、マホトーンとヘナトスどちらを先に使えばいいのでしょうか。まずは敵の耐性を確認すべきです。ベリアル強は、攻撃力低下には「やや効きにくい」、封印は「やや効きやすい」という耐性です。耐性については以下の耐性があります。効きやすさはあくまで主観です。

  • 「とても効きやすい」ほぼ100%効く。
  • 「やや効きやすい」8割がた効く。
  • 「ふつうに効く」5割がた効く。
  • 「やや効きにくい」3割がた効く。ただし暴走すればほぼ入る。
  • 「とても効きにくい」暴走して3割がた入る。暴走しないとほぼ入らない。
  • 「極めて効きにくい」暴走してもほぼ入らない。
  • 「効かない」効かない。

どっちを先につかうべきか、これには正解はないのです。相手の出方次第で変わります。

バイキルトは2段階の攻撃力上昇になります。ヘナトスは1段階の攻撃力低下です。そして、効きやすさは、圧倒的にマホトーン>ヘナトスです。基本的にはマホトーンから行うこととなりますが、まれにベリアルが1ターン目でバイキルトを使うことがあります。ベリアルのバイキルトは詠唱速度が速く、マホトーンがかかる前にバイキルトがかかってしまいます。

もしベリアルにバイキルトがかかってしまったら、戦闘開始直後においてマホトーンを使うメリットがなくなります。したがって、その場合に限ってヘナトスを使うことになります。

さて本題はここからです。

マホトーンの場合は、「やや効きやすい」なので8割方入るので、暴走魔法陣を使うという選択肢はないと思いますが、ヘナトスの場合は「やや効きにくい」、暴走魔法陣を敷くという選択肢、通常30%と暴走した場合は100%という天秤にかける必要があります。

暴走魔法陣を使わない場合は30%ヘナトスが入り、暴走魔法陣を使う場合は、暴走する確率が25%(100%成功)、暴走しない確率が75%(30%成功)、なので、0.25+0.75×0.30=0.475、つまり47.5%。魔法陣を引く1ターン目を0とした場合を比較します。

1回でもヘナトスは入る確率は、

  • 魔法陣無 0.300→0.510→0.657→0.760・・・
  • 魔法陣有 0.000→0.475→0.724→0.855・・・

となります。

「魔法陣がキープできるなら、入るまでに3回以上唱える場合(耐性:やや効きにくい)は魔法陣を使う方がよい。」という当たり前の結果が導き出されます。

そしてヘナトスは最低2回入れる必要があります。当然、回数を重ねるごとに魔法陣有の方が優勢です。できる限り早く1段階のヘナトスを入れるという点を抜きにすれば、魔法陣を敷くのが正解といえそうです。

意外に魔法陣のデバフでの効用は軽視されておりますが、魔法陣はダメージよりもデバフで活用した方がダメージアップにつながると私は考えております。

デバフは戦闘中継続していれ続けることが求められます。確実にデバフを入れ続けるには、デバフが切れる前から入れ続ける必要があります。ちなみにデバフの継続時間は以下のとおりです。

  • ラリホー 40秒
  • マホトーン 60秒
  • ヘナトス 120秒(1段階弱化、2段階まで弱化可能)

ベリアル強のヘナトス維持を例にしましょう。

ベリアル強のヘナトスへの耐性は「やや効きにくい」です。暴走しない状態で30%、暴走した場合は100%入ると仮定します。通常陣の暴走率を25%、超陣の暴走率を70%、陣を敷かない場合は暴走しないと仮定します。

陣を使わない場合は、3回に1回しかヘナトスが入りません。ヘナトスは2段階弱体化なので、もしヘナトスが入らなかった場合は前衛の人を危険さらすだけでなく、2回かけ直すことになり避けなければなりません。

まずありがちな考え方として「3回に1回ならば、効果が切れる3ターン前からヘナトスをかければなんとかなる。」としましょう。ヘナトスは120秒で効果が切れるので、100秒経過してから1回目のヘナトスを開始すれば、効果が切れる前に3回ヘナトスが唱えられるでしょう。

3回ヘナトスを唱えてヘナトスが入らない確率は、0.7×0.7×0.7=0343…となり、3回前に唱えても3回に1回は更新できないことになります。80秒前に5回ヘナトスを唱えてヘナトスが入らない確率は、0.7×0.7×0.7×0.7×0.7=0.168となり、5回前に唱えても15%は更新できないことになります。

さて、魔法陣を敷いた場合はどうなるでしょう。もし、通常陣と超陣を重ねてとなえることができれば暴走率は95%です。ヘナトスが入らない確率はわずか5%です。つまり、この時点で陣を敷かないでヘナトスを5回唱えるよりも入る確率が高いことになります。通常陣と超陣を重ねて2回唱えればヘナトスが入らない確率はわずか0.25%です。

以上を踏まえて、ヘナトスを唱えるまでの5ターンをどう過ごすのがいいのかというと、4ターン前に通常陣を敷き、3ターン前に超陣を敷き、2ターン前からヘナトスを2回唱える。もし1回でヘナトスが入ったらそのまま攻撃し、強ベリアルであれば超陣があるうちにマホトーンを入れておくといいかもしれません。

ここまで書いて、理解がある方はわかっていただけると思いますが、耐性のある敵に対して魔法使いがデバフの維持をするのには魔法陣の使い方が非常に重要です。

もし耐性が「ふつうに効く」の敵に対して魔法使いが2人いたら、2人で別々にヘナトスを2回重ねて4回唱えるよりも、一方が通常陣を敷き、一方が超陣を敷いて、その後2人で唱えた方が・・・いや1人唱えただけでも、陣を敷かず4回唱えるより確率が高いです。

さらに、耐性が「やや効きにくい」の敵であれば、陣を敷かないよりも通常陣を敷いた方が期待値は高いです。できる限り早く入れなくてはならない初回ならともかく、「デバフの維持」で魔法陣を使わないのは無駄です。

そして、デバフの入りやすさはそのまま攻撃力に結びつきます。早くデバフを入れることができればその後攻撃できるだけでなく、デバフの効果時間ぎりぎりまで攻撃でき、デバフの効果時間を有効に使えるというメリットもあります。本職魔法使いとは、ダメージよりもデバフ維持に魔法陣を駆使できる方だと思います。

ベリアル強で一緒の賢者の皆さん、マホトーンやヘナトスの更新が下手な魔法使いを見て「あの魔法使いは使えないな」とか言わないでください。まず、自分を見つめて、あなたは魔法陣を引いたでしょうか、引いていないのなら、引いてあげればその魔法使いのデバフの更新がうまくなります。そして賢者が攻撃するよりも魔法使いが攻撃した方が強いのです。下手な魔法使いを牛耳るぐらいのつもりでやっていただけると助かります。

暴走魔法陣で怒りをとる

最後に暴走魔法陣の特殊な特性、「怒りをとる」について書きたいと思います。

敵は、一定の条件を満たすと怒り状態になります(怒り状態にならない敵もいます。)。HPが一定以上(50%,75%)減ったとき、魔法を使ったとき、特技を使ったとき、会心・暴走でダメージを与えたとき、HP回復行動を行ったときとそれぞれ条件が異なります。

怒り状態になると、攻撃力が1.25倍になったり、呪文が必ず暴走したりとデメリットもありますが、一方で怒りの対象者にターゲットが固定される、攻撃パターンが限定されるというメリットもあります。魔法使いで戦闘する場合は、基本的に敵の怒りをとって、ターンエンドまで逃げ続けるという戦闘が求められます。

その怒り状態にするのに有効な手段が暴走魔法陣なのです。はっきりいって、なんで暴走魔法陣を使うと怒りがとれるのかわかりませんが、そういうものになっております。この暴走魔法陣は、設置するだけでなく、設置している状態自体に対して、「特技で怒るモンスター」に対して設置者に怒りのターゲットが向くという謎の性質を持っており、「特技で怒るモンスター」から簡単に怒りをとることができます。

魔法使いは、攻撃役なので意識しなくても簡単に怒りを買うことができ、この性質を積極的に利用することがあまりありませんが、「特技で怒るモンスター」かつ「怒り時の行動パターンが通常時の行動パターンよりやっかいではない」場合は、早めに魔法陣を敷いて怒りをとる戦術がとられます。

特にパラディンとの戦闘ですと、パラディンの「ヘビーチャージ」が特技に該当するため、特技に怒るモンスターはパラディンに対して怒ってしまい、そのままパラディンを攻撃しパーティー崩壊の可能性があります。そのとき、魔法使いが魔法陣を先に敷いてしまえば魔法使いに怒りが向く可能性が高くなり、全滅のリスクが下がります。具体的な戦闘例としてはパラ魔魔僧構成のキラーマジンガでしょうか。このときの魔法使いは、覚醒するよりも魔法陣を先に敷いたほうがいいでしょう。

魔法使い以外の職でもこの特性を使って怒りをとり、逃げ回る戦術がとられることがあります。具体例としてはキングヒドラ(単体)があげられます。

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